目的論 (アドラー心理学)

      2016/06/27

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目的と原因

 

 

改めて【アドラー心理学】の目的論について、より詳細に、シンプルに考えてみます。

 

 

心理学の基礎概念は大きく分けて二つ。

 

 フロイトが唱えた原因論

 

の状態になった原因が過去の経験にある。

 

 アドラーが提唱した目的論

 

目標、目的を設定しそれを追求している状態が今である。

 

 

原因論

 

精神分析の元でもある原因論。

 

たとえば、内気で友達が出来ないと悩んでいる少年がいるとしましょう。

 

そもそも、自分がこんな内気になったのはなぜだろうと少年は考えます。

 

少年は、兄にいじめられて育ったからこんなに内気になってしまったのだと考えたとします。

 

このように、今の望ましくない状態は過去の経験が引き起こしたものだと考えるのが原因論です。

 

この思考はまさしくそうだとも思えるのですがこの原因論には、一つ問題点があります。

 

それは仮に、本当の原因を突き止めたとしても、かえって心の状態が悪くなる事も考えられる点です。

 

要するに、原因を突き止めただけでは何も状況は変わらず、時には今の状態を肯定してしまったり、また時には忘れていた嫌な過去を思い出してしまったりと、良くない方向に進んでしまう可能性があるという事です。

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目的論の発想

 

アドラーの目的論ではこう考えます。

 

人は原因によって生きるのではなく、目標を設定してそれを追って生きる

 

今の状態も目的を果たすために自ら選択しているという事です。

 

内気な少年の例では、こうなります。

 

友達を作ろうとしても拒絶されるのが恐い。だから話しかけたくないという目的を持っているのです。

 

そしてその目的を果たすために内気である事を選択しているのです。

 

そうして、友達に話しかけたくないという目的を正当化する為に自分をいじめた兄をずっと悪者にする必要すら出てきてしまうのです。

 

 

原因論と目的論の違いのポイントは目的論の発想では、建設的な目的を設定することによって新しい選択が生まれる可能性があるのです。

 

 

明るい未来を選択する

 

 

私がこの目的論の発想に惹かれる理由は、どのような未来を選択するかによってが変わると実感したからです。

 

【大胆な金融緩和】わかりやすく解説でも少し触れましたが、大きな大きなマクロの世の中の動きでさえ、未来へのコミットメントがあれば今が目に見えて(数字で可視化されて)良い方向に変わっていくのです。

 

原因論的な過去へのベクトルで問題を考えてしまうと、『過去がそうであったから今後もそうであるに違いない』と思考がパターン化しやすいと考えています。

 

目的論でいう、過去はこうだったから未来もそうであると目的化してしまい、暗い過去(マクロ経済でいうとデフレ不況時代)を選択してしまうというパターンです。

 

 

やはり私は、建設的な目的を持ち、また明るい未来が見える事で『今』が輝くはずであるという考えに、今は疑念がありません

 

そして私たちは、私たちが持っている目的に沿って今日も生きているのだと思います。

 

 

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 - Human, アドラー心理学