【共同体感覚とは?】アドラー心理学

      2017/03/02

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共同体感覚とは?

 

 

アドラー心理学の中でも目的論と同様に重要なキーワードとなるものが、この『共同体感覚』です。

 アドラーは、幸せになる唯一の方法は他者に貢献することと言っています。

 私たち人間は共同体と共に生きて、永きにわたり進化してきました。

 

私たちの一番小さな単位で思いつく共同体といえば『家族』ですね。

 また、その家族を包括する郷土もそうですし、もっと大きく言えば国家、また世界、そして自然を含めた森羅万象と言えるのかもしれません。

 

その共同体、自分ではない他者、仲間に貢献したいと思う気持ちが共同体感覚なのです。

 

 

 

共同体感覚の3つの要素

 

 

アドラーは、この共同体感覚には3つの要素で構成されているといいます。

 

他者信頼

他者は私を援助してくれる。

 

自己信頼

私は他者に貢献できる。

 

所属感

私は仲間の一員である。

 

 

確かに、上記の要素を存分に感じながらも『私は不幸である』など言っている人がいたとすれば疑いたくなる内容ですね。

 

共同体感覚の対局には私的感覚があります。自分さえ良ければいいという感覚であり利己的な考え方ですね。

 

結果、私的感覚、私的理論ではこうなります。

 

他者を信頼出来ない。

他者に貢献できない。

所属感を得られない(周りは敵ばかり)

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極端な対局の例えではありますが、こんな感覚でずっと生きていればそのうち牢獄に入っているのかもしれません。

 

 

 

日本における共同体感覚

 

 

これは、私個人的な共同体感覚に対する捉え方も入っていますが、家族、国家、世界、そして森羅万象を含むこの共同体への所属感はニッポンに古来から根付いていアニミズムの考え方に似ているのではと思います。

 

ニッポンで古来から信仰されているいわゆる神社神道は、すべてのものに神が宿るという考え方なのです。

 

神道については今後、改めて記事として書いていきたいと思っていますが、動物にも神は宿り、人間にも神は宿り、木々たちにも神は宿ると神道では考えるのです。

 

また、自分自身にも神が宿り、言葉にも、大地にも、コンクリートにすら神が宿ると考えます

 

私は、ニッポンにおける治安の良さや、災害においても秩序を守っている国民の行動など、海外から称賛の声があがるこれらの要因も、経済的要因に加えてこの『共同体感覚』があるのではないかと考えています。

 

 

 

共同体感覚を得る事は幸福になるためのカギとなり得るか?

 

 

幸福感を得ている人は、無条件に何かに対して感謝している人であると考えます。

 

仮に『他者に貢献するならば、彼らに感謝されなければいけない』

なんて思ってしまうとすれば、それは相手に自分の感情をコントロールされているとアドラーは言います。

 

自分が幸福感を得られるかどうかの主導権を誰かに握られてしまう、言い方をかえれば他者に依存をしているともいえるのです。

 

無条件で他者に貢献すれば、たとえ自己満足だとしても所属感、そして何かに対する感謝の念が湧き出てくる

 

それが共同体感覚を得る近道なのかもしれません。

 

  

 

 

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