行動経済学【心理学】

      2016/07/29

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行動経済学と心理学

 

未来を予想する上では、未来をつくっていく私たち個人、また大衆の心の動きを観察する事が不可欠となります。

 

もともと心理学と経済学とは深い関係があり、経済においても数字だけでは説明が出来ない事象が多々起こります。

 

これは、経済における指標や数字は私たちがつくるものであり、その数字をつく人々の行動は様々な感情によって大きく影響を受けるです。(喜び、期待、意欲、楽観、不安、恐怖、悲観など)

 

経済学の父と呼ばれるアダム・スミスも『道徳感情論』や『国富論』で合理性と心理面の関係について記しています。

 

行動経済学においては、いわゆる主流派経済学の理論に使用される合理的経済人(自己利益を合理的に計算して追及する人の分析に使用するモデル)をより現実に近い人間のモデルを採用しようとします。

 

もちろん、合理的経済人の自己利益の中には名声、共同体の利益、他者の厚生も含まれる場合が多く、モデルとしては現実の人間に近いモデルとして使用されます。

 

そのモデルをさらに補完される形でスポットが当たっているのが行動経済学です。

 

 

未来への見通しが大切なわけ

 

 

 

例えば、以下の状態での私たちのマインドの変化について考えてみましょう。

 

A 年収400万円から500万円に上がった。

 

B 年収600万円から500万円に下がった。

 

数字上の年収は同じ500万円でも、当然この数字の変化は私たちのマインドに大きな影響を与える事でしょう。

 

未来へのコミットメントが大切な事はこちらのリンク記事でも少し触れましたが、未来をつくるのは私たち人間なだけに、どれだけ私たちが未来を明るい見通しを見られるかという事はとても大切です。

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上記の例で、未来への見通しが明るくなるケースはA、B、はたしてどちらでしょうか?

 

そう、もちろんAですよね。もしかしたらBの方も中にはいるかもしれませんが。

 

 

プロスペクト理論

 

 

ヒトの行動の不合理性を説明する時によく使われる例えでプロスペクト理論があります。

 

 

例えば、宝くじをあなたが引くとして以下の2つのパターンを考えてみてください。

 

(1)

 

a. 100万円が確実に当たるくじ

b.  50%の確率で200万円当たるが、50%の確率で0円のくじ

 

(2)

 

a. もれなく100万円が罰金として取られるくじ

b.  50%の確率で200万円罰金としてとられるが、50%の確率で罰金を免除されるくじ。

 

 

この二つの例でそれぞれあなたはどちらを選ぶでしょうか?

 

様々な答えの組み合わせはあるのでしょうが、実験のデータではこうなっています。

 

1.  約60%の人がaのもれなく100万円がもらえるくじを選択

 

2.   約70%の人がの50%の確率で200万円、50%の確率で0円の罰金免除くじを選択

 

数学的,合理的に見れば双方aを選ぶのが正解です。

 

しかし実験結果からは、人々の不合理性についてこのように表現する事が出来ます。

 

人は得の領域では50%の確率を高く見積もり、損の領域では50%の確率を低く見積もる。

 

これは、人が得する事を求めるよりも損する事を嫌う心理から起こる現象と考えられています。

 

 

人々のマインドが行動を生み、未来をつくる

 

必ずしも人々は自分の利益の為に合理的に行動すると言えない事はこの記事でお分かり頂けたと思います。

 

しかし、この様な時として不合理な人々の心の動きが、行動を通して未来を変えていく事はまた現実です。

 

この人々の心の動きを考える事は、未来を予想する上で大切であると考えています。

 

今後少しづつ、humanのカテゴリ内で記事を書いていきたいと思っています。

 

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