株価と為替と景気について VOL1

      2016/08/30

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経済情報チャートの背景 Financial information chart イラスト素材

 

株価と為替

 

 

この記事を書いています2016年、8月29日の日経平均株価の終値は16737円で、前日比+376円の値上がりでした。

この日、ドル円レートは102円まで円安になりましたので、為替につられる形で日経平均株価が値上がりをした事になります。

≪為替の説明はコチラ→【為替レートの重要性】わかりやすく解説

本日は、株価と為替の関係を出来るだけわかりやすく解説し、株価と為替が日本の景気にとってどのような影響を及ぼすかを記していきます。

 

為替レートの仕組みに関しては、上記リンク記事をお読み下さい。

 

まずは景気の先行き指標である日経平均株価。

 

日経平均株価

 

日経平均株価とは、簡単に言えばトヨタやソニーなどの日本を代表する225社の株価の平均です。

日経平均株価は日本経済新聞社が作っている数値であり、日本を代表する225社の株価を足した後、除数と呼ばれる特殊な数値で割った数字です。

この日経平均株価が上昇するという事は、『これから225社をはじめとする日本の企業の収益が増大する(景気が良くなる)』と投資家が判断しているとも言えるわけです。

将来的に日本企業の収益が増大するという見込みがあるからこそ、投資家が株式を買ってリターンを得ようとするのであれば、この日経平均株価はこれからの景気の指標になると言えます。

 

 

為替と日経平均株価には現在、以下のような関係があります。

 

◆円安=株高

 

◆円高=株安

 

この関係は為替レートの解説記事でも説明しましたが、円安になれば日本の輸出企業の収益が増大します。

逆に円高になれば、日本の輸出企業の業績が大きく低下する為、株価も連動して下がります。

また近年、輸入企業であった内需型企業(イオンや日清食品など)もアジア諸国に進出し海外での売り上げを増やしています。

これら内需型企業の海外での売り上げも円安になる方が有利になるのです。

 

 

本日は冒頭でも記した通り、円安によって株高が起こりました。

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為替の動きと株価が相関関係にあり、株価が景気の先行き指標となるという事は、日本の景気は日本円の価値が外貨に対して高いか低いかによって大きく左右されると言っても過言ではありません。

 

 

 

最近の為替動向と国内景気

 

 

イギリスEU離脱  のニュースも記憶に新しいかと思います。

この日、世界経済の先行き不透明感から為替市場では円買いの動きが強まり、ドル円レートは一時100円を切って99円台まで円高が進みました。

昨年2016年の6月にアベノミクス以来ピークの円安125円をつけてから、20%も円高が進んだ事になります。

 

もちろん、為替の円高につられる形で、日経平均株価も同月20952円の最高値をつけた後、下落基調に転換しました。

現在は16000円台で推移しています。

 

これをシンプルに説明すれば、昨年の6月、日本経済の先行きに対する投資家(景気に敏感な人たち)のマインドは昨年の6月に楽観のピークを迎え、その後約1年をかけて少しづつマインドが悲観にチェンジしていると言えます。

 

 

それでは、なぜ円高が起こるのかを考えてみましょう。

 

イギリスのEU離脱や、中国株暴落の時もそうでしたが、不思議とこのような金融不安が起こると日本円は海外の投資家に買われてしまいます。

円高は世界中の投資家たちが、円を買う事によって円の希少価値が高まって発生します。

 

円買いの理由は二つあります。

 

・・・日本円は日本国債の金利も安く、安全通貨と思われている。

 

・・・世界中の投資家の目に日本銀行の通貨発行のスタンスがあまり円を刷らないだろうと映っている。

 

 

特に、最近の円高は2の要因が強いように見えます

 

 

アベノミクス発動以来、黒田日銀は日本円を大量に発行しました。

その結果、アベノミクス前の白川日銀総裁の時に一時75円台まで進んだ円高が125円まで円安になりました。

 

為替が1円円安に振れるとトヨタの利益は400億円増えると言われています。

そう考えると、75円台の円高は日本経済をどれだけ苦しめたかが分かると思います。

 

しかし、アベノミクス発動後順調に見えた日本銀行のスタンスも、2015年から16年現在に至るまで、やや金融を引き締め気味になっていると感じます。

 

通貨発行と為替、株価の関係は下記を参照ください★

大胆な金融緩和政策

【不況・不景気】デフレの原因と問題点

日本の経済政策とこれからの未来

 

VOL2では、今後の日本経済に必要な事を考えてみたいと思います。

 

 

 

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 - Money, マクロ経済