株価と為替と景気について VOL.2

      2016/09/02

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経済情報チャートの背景 Financial information chart イラスト素材

 

→ 株価と為替と景気について VOL1

 

日本経済の現状(2016・9現在)

 

 

さて、VOl1では、株価とは景気の先行き指標であり、現状の株価を見れば半年後の雇用情勢、また未来の景気動向が見える事を説明しました。

 

再度確認しておきますと、株価は世界中の投資家にのマインドによって形成される、すなわち未来に向けての期待感がそのまま数字となって表れてくるものと言えます

 

そして、その株を買おうと思う期待感が生まれる大きな要因の一つとして為替レート    の存在があります。

 

為替レートと株価の関係

【為替レートの重要性】わかりやすく解説

 

株価と雇用情勢の相関関係

【大胆な金融緩和】わかりやすく解説

 

 

では、この記事を書いています2016年、9月現在の株価はどんな状況かを確認してみます。

 

 

【長期的視点】

 

こちらは長期的に見た月足(つきあし)チャートの推移です。

 

月足

 

2012年の12月、アベノミクス発動から急騰を始めた日経平均株価は約2年半でおよそ2.5倍にまで膨れ上がりました。

この株価の急騰によって雇用情勢が大きく回復しました。

 

【失業率】 4.1% → 3.3%   

 

【有効求人倍率】  0.82 → 1.25倍

 

しかし、昨年の6月をピークに株価は大きく調整の局面に入っています。

 

 

 

 

【中期的視点】

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少し間隔を狭めて、週単位のチャートを見てみます。

 

 

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こちらは、一本の線が一週間の値動きを表すもので、大きく下落をしている部分は中国経済の不透明感や、イギリスのEU離脱の時期と重なります。

 

結局、日本経済も世界の景気動向に大きく左右されてしまうという実態を証明しています。

 

 

 

【短期的視点】

 

ではさらに短期的に見てみます。

 

日足

 

こちらは日足(ひあし)チャートと呼ばれるもので、一本の線(ローソク足)が一日の値動きを表したものです。

 

これを見ると、6・24のEU離脱決定の際の大暴落14864円を底値に、現在9・1に至るまで調整を含みながらの上昇を続けています。

 

 

このチャートで将来が見えるかと言われれば、それは難しいでしょう。

しかし、現在の株価の動きとしてはとても大事な時期に差し掛かっている事は分かります。

 

なぜなら、アベノミクス前に比べて長期的には良い経済状態であると言えるものの、中期ではあまり思わしくない(不安定な)状態であるという事。

 

短期的には、これから再度、景気を上昇気流に持っていけるかの瀬戸際であるという事です。

 

しかし株価は先述の通り、世界経済の影響を大きく受け、また為替や国内の金融政策の影響もまた大きく受けます。

 

現状の日本経済は、日本銀行による金融政策にあまり動きが見られない為、海外の要因を大きく受けている状態と言えます

それは、川の流れに乗って流れる箱舟のような状態です。

 

しかし、今、一番日本経済に必要な事は、アベノミクスを発動したとき、すなわち大胆な金融緩和によって世の中の空気を一変させた時のような日本独自の経済政策を実施する事です。

 

上流に向かって泳ぐ魚のように、日本自らが出来る限りの経済対策を行っていかなければいけない重要な局面なのです。

 

最も株価に影響を与える為替を、まずは円安に持っていく政策が必要です。

 

その為には、今の高すぎる円の価値を下げなければいけません。

 

すなわち、円を大量に発行するのです。

 

VOl3では、さらに具体的に、今後必要な政策について考えてみます。

 

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 - Money, マクロ経済