リフレーションとリフレ派

      2017/04/10

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リフレーション (Reflation)

 

≪リフレーションとは?≫
デフレーションから抜け出たが、本格的なインフレーションには達していない状態のこと。略称はリフレ。日本語では通貨再膨張とも訳される。(Wikipediaより引用)

 

当サイトでは、明るい未来をめざす上で切っても切り離せない事が日本の経済的な発展だと考える事から、メインで経済記事の更新をすすめて来ました。

わたし自身、このリフレーション政策によって日本経済が明るく豊かなものになると信じて来た1人であり、今も、日本にとって必要な政策だと確信しています。

 

このようにリフレーション政策(金融緩和政策)によって有効需要を創出し、デフレからの脱却をおこない景気を良くしようと考える人を総称して『リフレ派』と呼ばれています。

 
 

🔸アベノミクスのアイディアはリフレ政策

 

 
実は、2012年の安倍政権の誕生から始まったアベノミクスという経済政策は、このリフレーションによるデフレからの脱却を目指した政策でした。アベノミクス発動(リフレ政策の実施)によって起こった現象はこのようにまとめられます。
 

 
日経平均株価の急騰

為替レートの円安

雇用情勢の回復

予想インフレ率の上昇

失業率の改善と自殺者数の低下
 

 
まだまだ、挙げればキリがないのですが、リフレーションの政策は、長年続いたデフレ経済に大きな効果をもたらしたのです。

 
 

リフレーションを理解するポイント

 

 
 
まず、リフレ政策を考える時に重要なポイントは、『通貨供給量』にあります。

 

ー世の中の価値は『モノとカネのバランス』で成り立っているー
 
 
世の中の人々は、希少性の高いものに、高い価値をつけるのです。世の中はモノとカネとのバランスが崩れた時に、デフレやインフレが起こってしまう。

この様に、リフレ政策の考えを理解するうえでのポイントとして、基本的な考え方は『デフレは貨幣現象』です。

 
分かりやすく言えば『世の中にお金が足りないならもっと刷って、景気を良くしましょう』という事です。
お金を大量に刷る事での唯一のリスクは『過度なインフレ』です。
したがって、お金を刷ってもデフレが続くのであれば、刷る量がまだ足りないという事です。

リフレ政策の波及経路

リフレ政策は、まず中央銀行が金融政策へのスタンスを明確に決定します。

 


【波及経路】
 
 

政府と中央銀行がインフレ目標(物価目標)とその期限を掲げて、期限内に物価上昇率を達成するまで金融緩和を続ける。

この中央銀行の明確なコミットメントによって予想インフレ率を引き上げる。為替はインフレ期待から通貨安に傾き、株価は景気回復の期待から上昇する。

予想インフレ率の上昇によって予想実質金利が低下する。

実質金利の低下によって、銀行は貸出しを増やし、企業は投資を行なう。

資産価格の上昇によって、個人消費が上昇し、円高是正によって企業収益が増加する。

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雇用の増加と賃金の上昇が起こり、消費はさらに増加し、物価が上昇する。
リフレ政策で大切な事は、物価目標(インフレターゲット)を期限内に達成するという明確なコミットメント、つまり中央銀行の政策スタンスなのです。

なぜなら、このコミットメントがあいまいであれば、投資家や企業や世の中マインドを転換する事が出来ないからです

 

 

また、私は2017年間1月現在、未だにデフレ脱却が道半ばである理由を

物価目標2%の期限が先延ばしになっている

消費税8%増加によって、上記波及経路の中の『個人消費の回復』をストップさせてしまった。

この様に考えています。

 

リフレーション政策への批判

 

 

 

最後に、これらのリフレーション政策に対しての反対意見と私の見解を提示しておきます。

 

【リフレ政策への批判】
 

 
ハイパーインフレになる

物価が上がって庶民は苦しむ

日銀がマネーを供給しても銀行の貸出や個人消費は増えない。

【見解】

 

物価目標を掲げてる以上、物価上昇率が目標に達成した時点で金融緩和を終了します。ハイパーインフレは起こり得ません。

物価が上がる状態=人々の賃金が上がって消費が進んでいる状態ですから、雇用状況が良く、庶民にも優しい政策です。

今回の個人消費、貸出の停滞は消費税の引き上げまでは調子よく進んでた事からもわかるように、金融政策だけでは、経済回復のスピードが緩やかです。

減税政策などと合わせて行なうのが一番効果的ですが、リフレーション政策自体を批判する事は適当とは思いません。
 
 

リフレ派と財政出動派について
 
 

リフレ派の考える政策とまとめ

 
 
中央銀行による金融緩和政策によって、有効需要を喚起して、デフレから脱却させる。

変動相場制の国では、財政政策単体の景気対策では『マンデルフレミング効果』によって、自国通貨高が起こり、財政政策の効果を相殺してしまうため、金融政策が必ず必要。

インフレターゲット(物価目標)にコミットメントをする事で、世の中のインフレ期待を喚起してデフレを脱却する。(デフレ期待を払拭する)

 
 

最後に、アベノミクス(大胆な金融政策)が発動されて以来、状況が好転したケースを掲示します。

 

【日経平均株価の上昇】
 

 


 

 
【株価に連動した雇用情勢の好転】
 

 


 

 
【雇用情勢の好転による自殺者数の激減】
 

 


 

 

私は、金融政策によって上記のように好転した指標がおおく存在することから、リフレーション政策には大きな効果があると確信しています。

一方で、消費税の増税や、日銀によるインフレ目標の期限の延期、コミットメントの弱さなどはまだまだ課題であると感じています。

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 - Money, マクロ経済