~お金の仕組みを理解する~ 【1】

   

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お金が世の中に溢れる日

 

『お金は国が作っているのに、何で、国はお金をたくさん作ってみんなに配って、みんな幸せにならないの?』

 

子供の頃に、そう思った記憶があります。

 

幼いころにそんな疑問を抱いた事がある人は私だけではないと思います。

 

もし、子供や人にそう聞かれたら、あなたは何と答えますか?

 

 

当サイトをよくご覧になっている方はもう答えられるかもしれませんが、一般的にこの問いに明確に答えられる人は案外少ないのではないでしょうか?

 

今回は、お金の仕組みを今までの記事とは違った視点からやや砕いて解説します。

 

 

 

 

 

 

 

お金、通貨を大量に発行するデメリットは何か?

 

 

私が子供の頃に抱いた疑問

 

≪なぜ、大量にお金を作ってみんな幸せになるという手段をとらないのか?≫

 

日本の通貨、円を発行している機関は、ご存じ日本銀行です。

 

この日本銀行が、大量にお金を発行する事でデメリットがあるとすればそれはたった一つです。

 

それは

 

インフレ(インフレーション)になる。

 

それだけです。

 

こちらの記事でも記しましたが、世の中に出回るお金の量が増えれば増える程、人々が大量のお金を持てば持つほど、お金の価値は当然下がります

 

1.みんながたくさんお金を持つ

2.みんなが欲しいものを次々に購入

3.世の中にあるモノがどんどん失くなる

 

結果として、モノの値段がどんどん上がり、ハイパーインフレが起こるリスクがあるのです。

 

 

改めて確認しますが、お金を大量に発行することのデメリット。

 

それは、インフレになる。

 

ただ、それだけです。

 

 

 

 

インフレ―ションはいけない事か?

 

 

 

それでは、インフレはいけない事なのでしょうか?

 

確かに、ハイパーインフレと呼ばれる現象は、貨幣価値が消失して紙切れ同然となってしまい、私たちは生活するためのものが手に入らなくなってしまいます。

 

 

ハイパー・インフレーション

最低でも国際会計基準の定める3年間で累積100%(年率約26%)の物価上昇[フィリップ・ケーガン(英語版)による定義では月率50%(年率13,000%)を超える物価上昇を『ハイパーインフレーション』と呼んでいる。

wikipediaより引用

 

これは、大変困ります。

 

年率、13,000%を超える物価上昇といえば、今100円の缶コーヒーが1年後には13,000円になっているという事です。

 

要は、お金の価値が極端に低くなってしまった状態です。

 

確かに、このようなハイパーインフレが起こってしまうのは良くないですでしょうが、これは現状の日本で例えるならば、現在の130倍の量のお金を日本銀行が発行するか、戦争や災害で日本の供給能力(モノを生産する能力)が壊滅的なダメージを受けるかしなければ考えづらい出来事でしょう。

 

ハイパーインフレは危険な一方で、マイルドなインフレにはメリットがたくさんあるのです。

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それはこちらのリンク記事で説明してありますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

金は天下の回りもの?

 

 

さて、世の中のモノとカネのバランスを砕いて説明しましたが、これだけではお金の仕組みは今一つ見えてきません。

 

 

そもそも、お金は大量に世の中に発行したところで、そのお金は世の中に出回り、人々の間を巡らなければ全く意味がありません

 

お金が回る事の大切さを説明するたとえ話を紹介しましょう。

 

 

≪小さな村を巡った100万円。消えた借金≫

 

 

ある小さな村の宿に旅人が100万円をもってたどり着きました。

 

旅人は、店主が座るフロントにその100万円を置いて、二階に部屋を下見に行きました。

 

店主は、そのすきにフロントにある100万円を持って、借金を返すために、隣の八百屋まで走りました。

 

宿の店主から100万円を受け取った八百屋の店主は、借金を返すために向かいの居酒屋に100万円を持って走りました。

 

居酒屋の女将さんは、お金を返してもらって大喜びです。

 

100万円を八百屋の店主から受け取った居酒屋の女将さんは、となりのクリーニング屋さんに借金を返しに走りました。

 

100万円を受け取ったクリーニング屋の店主は、その足で、宿屋の店主に借りていた100万円の借金を返すために、宿に急ぎました。

そうして、その100万円は再び宿屋の店主がいる宿のフロントに戻ってきました。

 

その直後に、二階で部屋を下見していた旅人がフロントに戻ってきました。

 

『あんまりいい部屋がなかったから、他を当たってみるよ』

 

旅人はそう言い残して、フロントのテーブルの上にある100万円を持って、その村を後にしました。

 

 

さて、この100万円は旅人の知らないところで、村の中を一周して何が起こったでしょう?

 

それは、

 

宿屋の店主・八百屋・居酒屋・クリーニング屋

 

四人、すべての人が返済に苦しんでいた100万円の借金。

 

合計で、400万円の借金が、村の中から消えたのです。

 

こうして、再び村には活気が戻り、みんな幸せになったそうです。

 

この小さな村での例え話は『お金』というものは、存在するだけでなく、それらが人々の間に回る事で、初めて人々を幸せにするという事を、わかりやすく示しています。

 

 

 

 

お金の仕組みを理解する上で押さえておきたい事

 

 

 

今回の記事、VOL1では、下記のポイントを理解しておいてほしいところです。

 

 

お金の価値は、お金の発行量生産されているモノの量のバランスで決まる。

 

お金は、行き過ぎたインフレになるまでは、無制限に発行する事ができる。

 

お金は、存在するだけでは意味がなく、世の中を回って初めて人々を幸せにする。

 

 

まだまだ、お金の仕組みについては説明しきれていません。

 

VOL2では、どのような仕組みで上記三つのポイントが調節されているのかを考えていきます。

 

お金の価値についてはこちらをどうぞ

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